Flow ご契約の流れ

ご契約の流れ

ご契約から調査、作業の流れをご紹介します。

STEP01生息調査

1. 目視による証跡調査

建物や器具等につけられた証跡
飲食調理施設(厨房)及びその周辺(客席、倉庫など)、食品売場、ペット・観葉植物売場、 ゴミ集積場、機械室、電気室、天井裏、パイプスペースなどを区域ごとに詳細に調べる。
また、外部との遮断が十分に行いにくい駐車場外周部に植え込みのある建築物ではそれら周辺も調べる。調査は以下の項目について実施する。
(新しい糞、尿によるシミ、足跡、齧り跡、こすり跡、鳴き声、侵入場所(穴)、営巣場所)

2. 無毒餌による喫食調査
  1. 常時侵入の恐れのある地点に無毒餌を設置し喫食の有無を点検する。
  2. 就業時間終了後、1か所あたり10gの餌を餌皿に入れて対象区域に10m²に1個程度配置する。
  3. 配置した餌は翌日以後、就業時間終了後に回収し、喫食量を調べる。
  4. 喫食がなければ発生無しとする。
3. 黒紙設置による調査

天井点検口などを開けて、A4版程度の大きさの黒い紙を配置し、足跡が付くかどうかを調査する。1~2週間配置し、それまでに足跡がつかなければ発生無しとする。

4. 聞き取り調査

建物や器具等につけられた証跡
飲食調理施設(厨房)及びその周辺(客席、倉庫など)、食品売場、ペット・観葉植物売場、 ゴミ集積場、機械室、電気室、天井裏、パイプスペースなどを区域ごとに詳細に調べる。
また、外部との遮断が十分に行いにくい駐車場外周部に植え込みのある建築物ではそれら周辺も調べる。調査は以下の項目について実施する。
(新しい糞、尿によるシミ、足跡、齧り跡、こすり跡、鳴き声、侵入場所(穴)、営巣場所)

STEP02環境調査

1. 管理状況の調査
  1. 清掃状況:厨房機器、流し台、床、排水溝などに調理屑など付着していないか、清潔であるかなど。
  2. 整理整頓状況:棚が乱雑で、ダンボールや包装材が放置されていないかなど。
  3. 食物管理状況:食物や食品材料が放置されていないかなど。
  4. 厨芥類が放置されていないか、ゴミ箱は清掃されて厨芥類が付着していないかなど。
2. 施設、設備の調査
  1. 周辺に外部から侵入できる隙間はないか。
  2. パイプシャフト周囲など垂直に移動できる隙間はないか。
  3. 壁、天井、床、カウンター、食器棚周辺にネズミが侵入できる隙間はないか。
  4. 排水系統からのネズミの侵入はないか。
  5. 厨房機器の下部は清掃ができる構造になっているか。

STEP03標準的な目標水準

許容水準
  1. 生きた個体が確認されないこと。
  2. 配置した無毒餌が喫食されないこと。
  3. 天井の出入り口に設置した黒紙に足跡や齧り跡がつかないこと。
警戒水準
  1. 生きた個体が確認されないこと。
  2. 無毒餌の喫食、配置した黒紙に足跡や齧り跡のどちらか一方が確認される。
措置水準
  1. 生きた個体が確認される。
  2. 食品や家具等に咬害が見られる。
  3. 無毒餌の喫食、配置した黒紙に足跡や齧り跡の両方が確認される。

STEP04事前調査記録書の作成

調査に基づき必要事項を記入した記録書を作成し、必要な措置について企画し、関係者に提案する。
必要事項には以下のような内容を盛り込む。
調査日、調査責任者、調査場所、環境状況、被害状況、ネズミの種類と推定生息数、生息範囲、巣の場所、侵入経路、構造上の問題点、食物管理、清掃など管理上の問題点、必要な防除計画。

STEP05作業計画

必要な措置から算出される人員、使用薬剤・資材、機器を手配し、スケジュール作成など作業計画を策定する。

STEP06防除作業

1. 環境的対策
食物管理
  1. 食品倉庫を密閉する。野菜等を冷蔵庫や密閉されたキャビネットに収納する。
  2. 食品を収納する事が困難な場所では、区域全体をネズミが侵入できない防鼠構造とする。
    また、巣になるような隙間を作らない。
  3. 厨芥類は始末し、使った食器などは洗浄後、戸棚に格納する
清掃管理
  1. 厨房の床は就業時間後に清掃し、厨房機器の上部、下部や裏側に残菜を残さないように片付ける。
    床の水分も拭き取る。
  2. 棚や引き出しは整理整頓し、ダンボール箱などを片付ける。
  3. 排水溝やグリストラップを清掃し、厨芥類等は処分する。
  4. ゴミ箱は就業時間後に洗浄し、内部に厨芥類を残さない。
防鼠工事
  1. 対策を実施する場合には必ず取り入れる。
  2. 生息数が多い段階での工事は避け、侵入がある前に予防的に行うか、防鼠作業が完了した時点で実施する。
2. 殺鼠剤の利用
  • ネズミの種類により、殺鼠剤の効果や喫食性が異なるので、種に応じた薬剤を選択する。
  • ワルファリンやクマテトラリルなど抗凝血性殺鼠剤やシリロシドなど急性殺鼠剤を基材となる餌に混ぜて毒餌とし当該区域の数か所に配置する。毒餌は餌皿や毒餌箱(ベイトステーション)に入れて設置する。
  • 配置の初期には頻繁に点検し、不足した毒餌を補充する。喫食が少なくなったら点検間隔をあけてもよいが、喫食が全くなくなるまで継続する。
  • 殺鼠剤抵抗性が疑われる場合、獲得の有無を調査し、薬剤の変更等を考慮する。
3. 忌避剤の利用

カプサイシンまたはシクロヘキシミドを含有する製剤などを齧られては困る場所などに用法、用量に従って処理する。

4. トラップの利用

カプサイシンまたはシクロヘキシミドを含有する製剤などを齧られては困る場所などに用法、用量に従って処理する。

STEP07事後処理

1. 死鼠の処分

殺鼠剤を使用した場合、ネズミの死骸は速やかに除去し周辺への影響がない事を確認後その周囲に殺虫剤を散布する。

2. 殺鼠剤の処分

終了後、毒餌やトラップを回収しこぼれた餌は清掃する。

STEP08効果測定

防除作業終了後、事前調査の方法と対照しながら効果判定を行う。

STEP09再作業

管理水準に照らして、必要な場合は措置を繰り返す。